「最近面白い事ないね〜」
「そうだね…あ、なら作ろうよ、面白い話を。」
「あ、いいね、それ!」
そんな会話から始まった遊びは結構楽しく、色んな女子も入ってきた。
Miki.side
「じゃ、星野さんが…凄腕のアクション女優とかは?」
「いや、星野さんだったら暴走族の総長…なんてことも!
「詩姫って言う名前だし、どっかのお姫様だったりして!」
少し離れた席から、きゃっきゃと声が聞こえてくる。
正直耳障りだけど、これも立派なシキの仕事。
彼女たちは廊下側。
シキは一番窓に近い席で、後ろから2番目。
もう1つ後ろが良かったけど…くじ引きだし、しょうがない。
窓の外を見てぼーっとしてるか、噂話に耳を傾けるか。
シキの学校での生活は、大体それ。
…ちなみに、シキの正体については、さっきの女の子達を参照…ね。
自己紹介とか、めんどくさいし。