白語り 〜ツクモガタリ〜

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2:海兎◆Pw:2017/01/15(日) 18:41

 初めまして、海兎と申します。
つたない文ですが読んでってくれれば幸いです。

○登場人物紹介

◇白凪千里(しらなぎ ちさと)
 天才バカでちょっとココロが壊れている中学3年生。
そのあまりにぶっ飛んだ思考回路について行けない周囲から、
障害児と馬鹿にされているものの、本人はよく分かっていない。
 セミロングの髪は基本伸ばしっぱなしで、たまにお婆ちゃんに切ってもらっている。
付喪神と会話することができる。

◇富山和人(とみやま かずと)
 基本テキトーな中3男子。千里とは小学生からの仲。アタマは悪いが心優しく機転が利く。
千里のことが心配なあまり、わざわざ中学校を転校してまで千里のそばに居ることを選んだ。

◇おばあちゃん(白凪 チヨ)
 白髪。お団子ヘアーの典型的おばあちゃん。
両親を失った千里の保護者であり、千里のことを心配しているようだ。

◇塵塚怪王 (ちりづか かいおう)
 付喪神の王とされる妖怪。
精神が『劣化』して暴走した付喪神を無に帰す重要な役目を担っている。
 どこか人間臭く、妖怪としての恐ろしさや威厳はけっこう簡単に崩壊する。
本体は古ぼけた小箱。

◇紙代 花 (かみよ はな)
 活発そうな黒髪短髪でどこか猫っぽい人。
基本的に服装は白いワンピースだが、実はその下に普段着を着込んでいる。
『あらゆるものを無に帰す(水に流す)力』を使い、暴走した付喪神の処理を怪王と共に日本各地で行っていた模様。

◇付喪神
 古びた『モノ』が自我を持つことで生まれる化け物。
生者や死者の思いや怨念。動物や人の魂などをエサとして生まれる化け物で、数もそれなりに多い。
しかし喋れるモノはごくごく少数なうえ、そもそも動くことも喋ることもできないモノもいるので人懐っこくはない。
 依代(よりしろ)である『モノ』が壊れたり、
ヒトの強い悪意や邪気に飲まれて自我が薄れると暴走し、人を襲うことがある。


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