キュッ キュッと鳴り響く、バッシュの音。
スパッと鳴る、ボールがゴールに入った音。
聞こえる、女子達の歓声。
夏樹「…よし」
私、相良夏樹は、女子バスケ部のキャプテン。
今は、男子バスケ部が試合をしてた。
その中には…
柊「よっしゃー!」
幼馴染みの柊もいる。
女子「柊君、カッコいい〜♥」
女子「さすが〜♥」
女子達は、柊にメロメロ。
柊は、バスケに関する事だと、キャラが変わる。
普段はクールだけど、バスケの事だと、小学生みたいに明るくなる。
柊「…あ、夏樹!」
私を見つけ、駆け寄ってくる柊。
柊「見てたか?点入れたの」
夏樹「うん、さすが!」
男子「おーい、柊!始まるぞ!」
男子「戻ってこいよ〜!」
柊「あ、今行く!」
ポンッ
私の頭に手を置き
柊「絶対、また点入れてくる!」
笑顔で戻っていった。
夏樹「…頑張れ!」
柊の背中に向かって、大声で叫んだ。
柊が振り向いて…
柊「…おぅっ!」
笑い返してくれた。
私達の切ない物語、聞いていきません?