夢を結んで、希望の光

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3:和菜◆h.:2017/05/05(金) 05:45

「いやいや先生、あんまり生徒のプライベートに踏み込む教師もどうかと思いますよぉ〜」

光希も可愛く反論する。
しかし結先生はそれには答えずこう言った。

「ちょうどいい!あなたたち、今からあいてたら一緒に学校にきてくれる?」

え、なんで………てか急展開すぎて、うん。
きっと光希も同じことを思っているのだろう。口をぽかんと開けて静止している。

「ね、どう?あいてる?」

そんな私たちにお構い無く予定を聞いてくる結先生。まぁ私は暇だし、いってもいいかな…

「あ、はい…暇ですー」

と、とりあえず答えると結先生は嬉しそうにニコッと笑う。一方光希はなんとも言えない微妙な表情を浮かべて立ち尽くしている。
そんな光希の肩をぽんっ、と叩くと光希はビクンと肩を震わせた。ようやく意識が戻ってきたようだ。

「ちょ、夢愛〜、なにいってんの!」
「だって暇やもん!」
「こーゆーときはテキトーな嘘ついて逃げるんよ!!!」
「え?そーなん!wまぁでも行こうよ!」
「そうそう!行けば意外と楽しいかもよ?」

この小声な会話、どうやら結先生にも聞こえてたらしく、賛同の声があがる。

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「え、えぇ〜…まじで行くの… 」
「ごめんってば!明日アイス奢る」
「さ、寒いんですけど」

結局、嫌がる光希も連れ、コンビニの目の前にある私たちの中学校、陽河中学校の門をくぐった。


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