朝焼けに染まる、 

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3: れい。◆86:2017/05/03(水) 14:34



#.001



「前川ぁ、俺もうどうしよう」



お昼の締めにと買ったいちごみるくに
ストローを差していると、前の席の椅子に
どかんと少し乱暴に浅田が座ってきた。
机に突っ伏して、何か唸っている。



「前川聞いてよ」


「今度はなに」


「……連絡先、げっとしました」



ずずーっといちごみるくを吸う。
どろどろと甘い。

浅田はわたしの友達の笠原が好きらしく、
わたしと笠原が仲が良いからか、中学からの腐れ縁で話しやすいからか、多分両方だと
思うが、こうして相談を持ちかけてくるのだ。



「それで、何かあったの」



半ばため息交じりに聞くと、待ってましたとばかりに泣き付かれた。

 


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