芽衣side
「唯…私やばいかも。」
私は浅香芽衣。高橋瞬という自慢の彼氏がいる。いかにも、青春!って感じ。
そして、今話しているのは、岡本唯。
唯も彼氏がいる。唯は私と正反対。
趣味はお菓子作り。特技は裁縫。………落ち込むよ?私なんて、趣味はゲーム、特技は……二度寝とつまみ食い。
…………悲しい。自分が惨めに思えてくる。。。
「はぁ〜………」
そして私は大きな溜め息をついた。
自分がぐ〜たら人間だと気付いたのもあるけど…今、緊急事態が起こっているからだ。
「も〜芽衣どうしたの?そんな溜め息ついちゃて。」
唯はそう言いながらカフェオレを一口飲んだが、私はそれどころじゃない。
「何か悩み事?いつでも私を頼ってね。」
「ありがと〜…」
唯はこういう気遣いができるからモテるのだ。女にも、男にも。
それでも浮かない顔をしている私。
「芽衣らしくないなぁ〜何があったの?」
「唯……。実は……」