柚希side
でも康亮は、私だけにいった訳じゃない。私だけ、特別扱いしてる訳じゃないんだ。誰にも優しくできるって良いなと思った。
昼休み、美月が、宿題が終わっていなかったため、美月の席で宿題をすることになった。
美月の宿題を手伝っていると、また康亮が話しかけてきた。
康「お前って告白されたことある?」
柚「な、ないけど、なんで?」
康「俺されちまってーよ、」
照れた顔で話す康亮。
…本気で惚れてしまった。
それと同時に不安で胸がいっぱいになった。
柚「返事、どうしたの?」
康「断ったよ。部活、本気でやりたいし。友達で居たいし。」
なんか、少し安心した。かといって、私の事が好きな訳じゃないけど。
こうして私の片想いは幕をあけた。