「な、中島先生…?大丈夫ですか?」
「う〜ん、まぁ、ちょっと………ハァ」
私が薊中へ来てからずっと優しく明るく振る舞ってくれてきた姿からは想像もつかないようなため息。
よくよく話を聞いてみると、小学校から問題児として有名だった子が、しょっぱなからやらかしてくれたらしい。
「…それでもう、ヤバいんですよw」
「なるほど……お疲れ様です、、」
自分のクラスはパッと見た限り問題児らしい問題児は見当たらなかった。
しかし、例の問題児もいる3組の理科を受け持つことは決まっているので気分が少し重くなる。
「まぁお互い頑張りましょ。今日は飲み行きませんか?」
「いいですね!行きます!」
「え、待ってください、お二人行くなら僕らも…」
赤城先生、野田先生、高須先生、そして高見先生。
「いいですね、じゃあ皆で!」
中島先生のその一言で、一年部の先生皆で飲みにいくことに。
私は正直まだほとんど会話していない赤城先生、高須先生、野田先生には緊張してたけど、決まったら行くしかない。