美しい飾りがなされた、城。 そこに私は居た。 次の瞬間。 パーン! ドカン! ガッシャーン! たくさんの物音と共に、銃声。 「姫様、お逃げください!」 誰かが私を突き飛ばし、そして────── 「いや────────────!」 慟哭が、私を襲った。