しかも、偶然にも2人とも隣の席になったのだ。
かなえ「おお〜!みずはじゃん!今年も同じクラスになったねえ!
毎度お馴染みかなえだよ!よろしくしく〜!!」
みずは「う…うわ…(なんでまたコイツと同じクラスなんだよ!
しかも今回は隣の席…すごい不運…)」
かなえはみずはと友達なので、同じクラスであり隣の席だということを喜んでいるが、
みずははとてもイヤがっているようだ。
その理由を簡単に説明すると…さきほど、みずはが学校へと登校している途中、
「今年こそは……あの人と同じクラスになってないといいなあ」
と言っていたのを、覚えているだろうか。
実は、『あの人』というのはかなえのことだったのだ。
なのにかなえと同じクラス、しかも隣の席になったのでイヤがっているということである。
最初はみずはもかなえのことがイヤではなかったが、いちいちちょっかいを出してきたり、
空気が読めなかったりトラブルメーカーだったりするので、
みずははかなえをイヤがっているのだ。
みずはが言うには、『普通にしていれば仲良くなれるかもしれない』だそうだ。
かなえ「いや〜それにしても感激だよ〜!まさかみずはの隣の席になれるなんてねえ…!
また色々迷惑かけるかもしれないけど、今年も私と仲良くしてね!」
みずは「あーはいはい、よろしくねー…」
と、みずはは適当に返事を返した。
かなえはすごく嬉しそうにしているが、やはりみずははイヤそうな顔をしている。