魔法少女リリアン*アミーキティア!

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2:シュクル◆8U:2017/09/04(月) 00:01

第1話「ユリの魔法少女、リリアン・ロセウス誕生!」


ある月曜日の朝。空はすっきりと晴れていた。
百合園 みくるという女子中学2年生と、そのみくるの家族が住む一軒家では、
みくるが自分の部屋のベッドで気持ち良さそうに寝ている。

そんな寝ているみくるを起こすように、ベッド付近にあった目覚まし時計が鳴り響いた。

「ふわあああ〜…もう朝かあ…」

目覚まし時計のおかげで、なんとかみくるは起きられたようだ。

まだ寝ていたいところだが、あいにく今日は学校のある月曜日なので、
まだ眠い目を擦りながら、みくるはゆっくりと起き上がった。

「おはよう、お姉ちゃん!朝だよー!」

みくるは自分の部屋から出ると、姉の百合園 みくりの部屋へ足を踏み入れ、みくりを起こした。

「ん…?みくる…?」

「そうだよ!もう朝だよ!起きて起きてー!」

「ふわああ〜、眠い……あ、おはようみくる!いつも起こしてくれてありがとう。」

「どうってことないよー!お姉ちゃんはいつも私が起こしてるんだし!」

「ふふふ、それもそうね!」

みくるとみくりはいつものように、こんなのほほんとした朝を過ごしていた。


そして2人は、パジャマから制服に着替え、歯磨きをし朝ごはんを食べる。
朝ごはんは簡単に苺ジャムをつけたパンと牛乳。

「うん!おいし〜い!」

「そうね、おいしいわ〜…。
……でもみくる、最近朝ごはんは苺ジャムをつけたパンばっかり食べてないかしら?」

「だっておいしいだもん!お姉ちゃんは苺ジャムのパンキライなの?」

「べつにキライじゃないわよ?ただ、飽きないのかな〜って…」

「ああ、そういうことか〜!」

そんな風にほのぼのとした会話をしながら、朝ごはんを食べていた。
そして、朝ごはんを食べ終わると、2人は一緒に学校へと向かった。

「いってきまーす!」

「いってらっしゃーい!気を付けるのよー!」

2人が学校へ走っていくと、お母さんは大きめの声で2人にこう呼び掛けた。


これが、百合園 みくると百合園 みくりという女子中学生の朝である。
ここだけ見れば、みくるとみくりはごく普通の女子中学生だと、普通の人は思うだろう。

しかし……みくるとみくりには、1つ秘密にしていることがあるのだ。


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