イザナギ「おぇぇ、気持ち悪くて見ていられない。俺帰るわ。」
立ち去ろうとした時
イザナミ「あんた、よくも私に恥をかかせたわね…」
そう言った後、後ろから黄泉の国の醜女(ブス)を出してイザナギの後を追うようにと命令した。
イザナギ「うぇぇ、ブスが追ってくる。しかも速いし!」
イザナギは自分の髪飾りを神力で山ぶどうに変え、醜女の方へ投げた。よほど飢えていたのか醜女は落ちた山ぶどうを夢中になって食べている。
しかし、食べ終えるとすぐにイザナギの方へ追ってきた。今度は左のみずらにさしている爪櫛の太い部分の歯を一本折り、神力でタケノコに変えて投げつけた。
タケノコを食べている間にイザナギはなんとか逃げのびることができた。しかしイザナミの遺体から生まれた雷神八人が、大勢の黄泉の国の住民たちを率いてイザナギを追いかけてきたのだ。
イザナギは住人達を十拳剣(とつかのつるぎ)で払いのけながら逃げたがそれでも雷神達は追いかけてきた。
イザナギ「マジであいつらしつこい。これでもくらえー!」
黄泉ひら坂という黄泉国と葦原の中つ国(あしはらのなかつくに:イザナミとイザナギが作った人間の住む国)を繋ぐ坂のふもとまで着いた時、イザナギは桃の実を三個雷神たちに投げつけ、桃を意富加牟豆美命(おおかむずみのみこと)と名付けた。雷神たちは再起不能になった。
最後になると妻のイザナミが追ってきた。そこでイザナギは千引の石(ちびきのいし:千人分の力で動く大きな岩)を引き、黄泉ひら坂を塞いだ。
石ごしにイザナギはイザナミに別れを告げるための言葉を言おうとした時
イザナミ「ひどいわ、あなたがそんなことをするのなら私はあなたの国の人間を一日千人殺○てやる!フフ…フフフ…アハハハハハハハハハハハ」
イザナギ「お前頭イカ○たんじゃねーの!?お前がそんなこと言うんだったら俺だって一日に1500の産屋(うぶや:子を産むための施設)を立てるからな!」
その後、イザナミは黄泉津大神(よもつおおかみ)と呼ばれるようになり黄泉ひら坂を塞いだ岩は道返之大神(みちかえしのおおかみ)と呼ばれるようになった。
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黄泉ひら坂は出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)にあるらしい。
黄泉比良坂
読んどるよ〜面白いw