〜プロローグ〜
僕はある森で木の実を探している時に、可憐で容姿も良く一目惚れしてしまった。
つい見とれてしまい僕は、近くに行っていると彼女が「誰?」と後ろを見回していた。
「すいません、驚きましたですか?」
彼女はクスッとして笑って言った。
「大丈夫ですよ、それにあなたが怪我しているでしょ!。私の屋敷に入らして」
「だ、大丈夫ですし怪我なら平気です!」
彼女があわあわして無理矢理彼女が屋敷に連れて来て処置も不器用ながら苦笑してしまった僕は「ありがとうございます、……えっと名は?」
彼女は胸元に手を当てて名乗った。
「私はマリア王国の第一王女のリリアン・マリアです。リリアンとお呼びになってください」
お辞儀して僕もご丁寧に言ってくれたので、立って名乗った。
「僕はある街の小さな街の庶民です。名はユウマ・サイレントですのでユウマで良いです」
彼女のリリアン王女は「宜しきね」と笑顔で笑っていた。
僕は生まれて初めて願ってしまった。
僕は彼女と一緒に笑い話して会いたいし、泣いていたら守って助けたいって身分違いだけど叶わない恋心だけど彼女が欲しいって初めて我慢無しに願望を抱いた。
でも……、それは呆気なく散る彼女の後ろにいた人が僕を睨んでいた。
(敵に回しても君が僕の気持ちを知ったら、きっと困るだろうね届いて)