「………っ…こ…ここは…?」
何かの建物みたいだ…
ん?なんか重い…
えっ!?なんか俺と同い年くらいの女子が俺の上で倒れてる!
「……うぅ…」
ん?目を覚ましたか。
「こ、ここは、あなたは?」
「ここは何処かはわかんねぇけど俺は斎藤舞樹。」
「え!?わたし、齊藤舞花!名前似てる!」
そう言って生徒手帳を見せてくる。豊中高校の二年か…
「あ、これさいとうの『齊』の字が違うな。多分生き別れた双子ではなさそうだな。」
「それにしても、ここは?」
「さぁ?」
すると、どこからか足音がしてきた。
「ようやく来ましたね。伝説の勇者様と魔法使い様♪」
『…へ?』
俺が勇者か魔法使い?