「麗亜って闇持ちすぎ〜wwwww」
私は呆然とする。親友に言われたからだ。鳴り響くオルゴール。言い返せない。耳にこびりつくオルゴールの綺麗な音。
「闇をすいとる能力ですいとったら自分が闇抱えるっていうね〜w」
もう一人の親友が言う。だったら。だったら能力を変えてやる。
「ねぇ‼能力変えたの!ほら‼」
私は近くにいた妖怪に「彩り、咲かせよ!闇の鼓動で、闇の花を‼」という。すごいでしょ?ほら、もう闇の姿に。
「麗亜...あんた...」ほらほら、褒めてよ!ね?もっともっともっともっともっともっともっと!
「どうしたの?青いかおして」私は他の人も闇の姿にする。まだまだ、もっとたくさん。
·····
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『魅闇 麗亜、ミラー·ワールドから追放する』わああっと聞こえる歓声。くすくすと笑うような、嗤うようなオルゴール。
『追放理由、能力殺人。』投げつけられるゴミ。聞こえるブーイング。
いいよ。幻想郷に行くし。どうだっていいよ。
じゃあね。
赤い紅い赭い眼。詐偽師のような鎖疑氏のような帽子。そんな魅闇麗亜は生まれ変わるんだ。
小さな幻想郷で大きな異変を犯すんだ。見ててね?