ジリリリ ジリリリ 小うるさい、目覚まし時計の音が響いている。 「うーん…もう朝?」 その音に叩かれるかのように、私は目を覚ました。 いつも聞いているけど、この音だけは慣れない。 ガッチャン。 目覚ましを止めると、一瞬で静かになった。 外からは、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。 「ふあぁ……」 小さくあくびをしながら横目に見た時計の時間は、朝の六時半。 ベッドから降りた私は、リビングに向かうことにした。