私!桜咲八重花。中学校2年生。
四葉学園中学校に通うパン屋さんの看板娘。
「うーん、パンのいい匂い!」
自分の部屋から香るパンの匂いに目覚める。
食いしん坊な私!私は、いつもサイドテールをしている。
タアタアタアタアタア。
ガラア。四葉学園、第一体育館。
「あ、まだ、誰もいない」
私はまだ、誰も来てないので、軽くモップ掃除をした。
「ふぅ….、綺麗にすると、やるときが気持ちいいや〜。」
「あ、八重花ちゃん、早かったんだ!」
「!玲奈さん!」
唯一の3年生で先輩で部長の高瀬玲奈さん
「ハロー、やっちゃん!玲奈さん!」
「早いね、」
「あ、翼ちゃん、伊織ちゃん」
同い年の渡辺伊織ちゃんと足利翼ちゃんといいます。
「おはようございます、先輩方!」
「…おはようございます…」
後輩の川澄風子ちゃんと真宮歩夢実ちゃんである。
「おい!風子、無愛想だな?相変わらず!」
「…別に…」
「ちょ…と、風子ちゃん!」
風子ちゃんと歩夢実ちゃんは幼なじみです。
バスケ経験者は、伊織ちゃんと風子ちゃんだけ、あとは、中学校からやり始めたんだ。
私を含む。
風子ちゃんは、わすが145pしかないけど、まるで猫のように足が早いのが特長。
「はい、始めるよ、かるーくね」
人数が少ないから試合中は3対3で平等でいいけど、四葉学園がバスケ部ができたのは、
たったの4年で、当時は玲奈さんと昨年卒業した、紫乃さんと翠さんと一緒に立ち上げんだよね?四葉学園は、まだ新しくて、
場所が田舎なんだよね?田んぼだらけで!
自然豊かな四葉町なんだよね?
…
だけど、大会にでるのは、部員が10人ぐらいいないと難しくて、だから、まだ、
大会にもでたことがない。無名扱い。