私は桃井桜!!花園学園2年C組!
「サクラ!今日の体育なんだろうな!」
「ちょっとナツメ。今日は保健の授業に変更って先生言ってたじゃない」
「ガーーーンッ!!!」
こいつは赤坂棗。子供だし、バカだし、体育しか取り柄のないバカ。
「サクラ、この本おもしろかったよ。またオススメの本があれば、貸して欲しい」
「もちろんよ!」
「シオンー、今日保健の授業だってよ〜。知ってたか?お前」
「うるせぇよナツメ。今オレはサクラと話してんだろうが。あと、弁当持ってきたから来い」
この人は青山紫苑。紳士的で、料理も上手で、優しい性格だけど、男子には口が悪い。
「サクラ、この問題ってどうやって解くんだ?」
「ああ、これはね…ってヒイラギ!!これ中一の問題よ!!」
「うるせぇ!!」
こいつは緑岡柊。無愛想で、お兄ちゃんみたいな存在だけど、バカ2号。
「なになにー?なに話してんだー!?」
「ちょっとカエデ!聞いてよ!!」
「どうせナツメかヒイラギあたりがなんかやらかしたんだろ!」
こいつは黄川楓。ムードメーカーで、お調子者だけど、ビビリ。あと女子よりあざとい。
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こんな変な奴らに囲まれてるけど、私は変じゃないわよ?
ただただ可憐で、頭もいい美少女なだけ。
性格もいいし、顔もいいという優れた美少女なだけ。
え?なんでこんなに自分で美少女だって言えるんだって?
そんなの、鏡や私の普段の生活を見れば分かることだからよ。
え?そんなに美少女って言われても想像できないって?
じゃあ、今あなたが一番かわいいと思う女性を思い浮かべて。タレントでも女優でも、クラスの女の子でもなんでもいいわよ。
その20倍かわいいのが私。
まあ、これからよろしくね。