どの位経ったのだろう、気がつけば外は夕焼に包まれていた…。 (…あの気配は、何だったんだ…?母さん達に聞いてみようかな…?証拠も見せて…でも、迷惑かけちゃいそう…。)ふと、真っ正面に立っている鏡の所へ移動した。そこには、自分の眼が赤く光ってる姿が映されていた。 「…眼、赤い…」自分の眼の下をそっと触れると赤い色の眼は消え元の眼の色に戻った…。 時刻は、7時30分…。物音何一つもない…。きっと親は不在なんだろう…。 「…」俺は、ケータイを右手に取り、母さんに連絡する事にした。