私の絵に色がつくとき

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2:西瓜◆ic:2018/04/05(木) 12:39

第一章〜私の夢を叶えるための幕が開く〜

まだ4月の中旬でたくさんの桜が咲いている。少し散っている桜もあるが綺麗だった。
私は宮原みちる。中学1年生だ。少し数日前の事だろうか。この中学校に入学してきた。
入学した中学校の名前は桜前中学校と言う。今の時期にはぴったりに思える学校名だ。

学校の玄関に入り下駄箱から上履きをとって履いている近くでいろんなグループが友達と話をしていた。
「これからの中学生活楽しみだよねー。」
この下駄箱は1年生の上履きが入るところなのできっと1年生だろう。
まだ入学式が終わって10日もたっていないのにグループが出来ていた。

私はいつもグループに入り損ねてしまう。小学生の頃から。いや。保育園の頃からかもしれない。
この光景を見ていても慣れていたのでなんとも思わなかった。

「入部届出せよー。締め切りまでに職員室まで私に出す事。良いか?」
その入部届が出されてから周りの皆はザワザワしていた。皆でどこの部活に入ろうか考えて居るのだろう。
少し気になって入部届を見てみる。なにもきょうみがある部活は無かった。

自分は小さい頃からある趣味があった。絵を描くという事が好きだった。
なのでその美術部を探してみたら美術部はなかった。

「なにか方法は無いかな。」
学校からの帰り道で独り言を言いながら家に帰っていく。するとパッと思いついた。
「そうだ!自分で設立すればいいんだ。」


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