私の絵に色がつくとき

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3:ゆいゆい◆s.:2018/04/05(木) 13:29

私はそう思うと明日から早速行動を起こそうと考えながら床に入った。

次の日。私は学校に着くや否や職員室へ向かった。

コンコン

「失礼します。一年A組の宮原みちるです。部活について相談しにきました。」
そういうと、のそっと手前の方に座っていた無精髭を生やした男の人が席を立って歩いてきた。

「俺が部活に関する担当だが………。相談とは?」
「はい。私は絵が書くことが好きです。だから美術部に入りたいです。」
私がそこまで言うとその先生は私の知ってることを言う。

「でも、この学校には美術部はない。だから悪いが別のに入ってくれないか?」
「先生。私もこの学校に美術部がないことは知っています。この学校では新しい部活を設立するときにはどうしたらいいんですか?」

先生は明らかに驚いている。

「つまり………新しい部活を設立したい……そういうことか?」
「はい!」

「うーむ。少し難しい。新しい部活部屋を確保し、顧問まで探さなくてはならない。」
「はい。ところで現在空いている部屋は………?」
「ああ。ある。空いてる部屋も………いる。だけど………。」
「だけど?」
「それには7人集めなければならないんだ。」
えっ!7人⁉
いまだかつて友達がいない私に残り6人を集めるだなんて………。途方に暮れてしまった。


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