>>122
ツンデレ姫と天然王子、読ませていただきました。
魔理紗と平治君の恋愛模様もそうですが、
愛子と魔理紗の掛け合いもすばらしい。
ストーリもよく組まれていて、４人の恋愛模様がとても良い作品だなと感じました。
だた、小説家としてそれを書き切っているかと言われれば、疑問な点がいくつかありました。
おせっかいではありますが、もっと伸ばせる点、書ける点を2点紹介します。
①読者目線で書くべし
・世界観の説明
スレッド7から8の切り替わり、平治の部屋から登下校中へシーンが映りますが、その説明が無い。
・主語の欠落
スレッド12の「だが、そんな嘘など見抜いていた」などなど、主語が抜けている部分がありました。
後々にセリフがあるからといって、誰が言ったのかを記述しないのはNGです。
・登場人物説明の欠落
ツンデレ姫と天然王子には色んなキャラが出てきますが、登場シーンの説明がちょっと薄い。
たしかに冒頭で登場人物の説明をしていますが、それでそのキャラを理解はできません。
キャラ登場は盛り上がり場の一つです。小説内でも登場した際もセリフや行動をきちんと書きつつ、
そのキャラの性格分かるような、登場時の掛け合いを考えてみましょう。
と、サクッと３つ上げましたが、要するに読者にきちんと以下の７つのことを説明をする必要があります。
『（だれが）（いつ）（どこで）（なにを）（なぜ）（どのように）(どうしたのか)』
これが、小説文章の核となる部分です。
いちいち、面倒くさいですが、読者は全くあなたの作品を知らない状態から読み始めます。説明しなれば分からないのです。
もちろん、同じ場合は省略OKです。
(同じ場所なのに、「平治の部屋で平治が……して、平治の部屋で魔理沙が……した」って書くのも変ですからね)
要するに、この７つのこと、特に『（だれが）（いつ）（どこで）が変わった場合は必ず書く』ということを心がけてみて下さい。
②心情描写の表現について
ツンデレ姫と天然王子は３人称、他人目線から見た作品であるため、本来であれば『心の中』を書くのは禁止です。他人から見た場合、心の中は読めない。という理由ですが、それをやろうとするとハイレベルな技術が必要となるため、多くの３人称では『心の中を行動と一緒に書いてしまう』という方法がとられています。
大前提として『心が動けば体も動く』
喜怒哀楽で行動や表情が必ず変わりますので、それと一緒に書いてしまうのです。
最後の方で心情のカッコ書きを止めていらしたのでもしかしたら理解されてるのかもしれませんが、一応例を出しますと……。
例えば、スレッド６での心情だと『さぁ、今日もあの馬鹿を起こさなきゃね。そう思いながら魔理沙は玄関の扉を開いた』なんて書くと、まとまりが良くなり、さらに扉を開く姿がちょっと勇ましくも見えます。
スレッド１２から１３のシーンでも
『恋、ですって――？ 魔理紗は不機嫌そうに眉を吊り上げる。愛子の言う意味がイマイチ分からない。
―恋？嫌よ、認めたくないわ！恋という単語を消すように魔理紗は首をブンブンと振った』
なんて書くと、他人からの目線（みたい）なのに心情が書けますし、さらに奥深く魔理沙のキャラクターを描くことができます。
かなしい、くやしい、うれしい。そういうキャラの感情を書く時には次の行動を考えてみましょう。
かなしいという言葉は一つですが、悲しいときにとる『行動』と『表情』はキャラの個性によって無数にあります。
○○と言いたいかのように○○した。といった感じで、心情と行動をリンクさせましょう。
作品を見る限り、樹音@新一さんは十分な文章力をお持ちですし、この２つを意識すればもっと作品のレベルが上がると思います。
こんな形ですが、応援してます。それでは～。
返信遅れてすみませんm(._.)m
成る程、勉強になりました。
確かに心情描写、下手くそでしたよね私。
それはそうと、とても良い作品だと言って
くださりありがとうございます。こんなのを
褒めてくれるなんて…！感激です！
しかも、十分な文書力があるって言ってくれて…