「誰か私の靴持ってったでしょ!?ないんだけど」
またか。そういえば、この間大河の靴もなくなったことがあった。きっと、大河の仕業だろう...。
大河は、勇気あるな。だって、派手グルに逆らったりしたら、いじめられたりして酷い目に合うことを知ってるはずなのに。
「ねぇ、大河の仕業じゃない?だって、大河をはぶいてから、のんのに嫌がらせが来たじゃん」
「美琴それな〜」
流菜に続いて、ののかも光もうんうんと、うなずく。
「いたっ...」
ののかに、何かが当たった。針だ。
「どうした?関口」
「い、いえ...何でも、ありません...」
私は、この前ののかが大河に針を投げつけたのを、思い出した。
やっぱり、大河がやったのかな?
誰がやったんだろ……