「 ふぅ 」
あれから月日が経ってわたしも14歳
ゆらゆら揺れる椅子に座りながら窓の外を眺める、
綺麗な青空にいなくなったおばあちゃんの事を考えながら...
おばあちゃんはもう寿命だったみたい、13歳の頃わたし1人を置いてこの世からいなくなった。
「 ねえおばあちゃん、あの森には何があるのかな、? 」
隣にいないおばあちゃんに話しかけ大きくなった手を森に伸ばす。
「 行って...みよう、かな。 」
私がいなくなって心配する者はいない
それなら見てみたくなった、おじいちゃんが見た世界を。
思ったらすぐ行動するのが私、何を持ってけばいいのか分かんないから手ぶらで森に向かう。