【ななみの小説】*何があっても負けるものか!*

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14:ななみ@結優◆BQ ライブ行きたいな〜♪:2018/07/15(日) 21:32

「おはようございます!それでは今日は、自己紹介をします!」

先生が、教壇に立って話す。
自己紹介、か……何年ぶりかな?

「それでは、出席番号順に、まずは、青空小学校出身の二人ね!」

先生は、私の出身校を述べた。
いきなり!?ど、どうしよ……

「先生!どうして、青空小学校が最初なんですか?」

その時、ある女の子が手を挙げて発言した。あの子は……!

「内村彩乃さんですね!ええと、この、私立青空中学校から近い順になってるんですよ」

そう、スピーチの女の子、内村彩乃ちゃんだった。

「それでは、飯田春日さん、吉川帆乃香さん、前に出てきてください」

先生は、私、ほのちゃんこと吉川帆乃香と、はるちゃんこと飯田春日を呼んだ。

「はるちゃん、行こ!」

「あ…う、うん」

私は、はるちゃんと並んで前に出た。

「それでは、先生の質問に答えてね?」

「はい!」

私は返事をした。はるちゃんも、下を向いたまま頷いた。

「出身校は?」

「青空小学校です!」

「はい…」

はるちゃん、やっぱり緊張しているみたい……

「受験しようと思った理由は?」

「あ、えっと、二人で決めたんです!一緒に挑戦してみようって」

はるちゃんが微かに頷くのが横目に映る。

「そう。では最後に一人ずつ、クラスのみんなに意気込みをどうぞ!」

「たくさん友達欲しいです!ホントに頼りなくて、ダメダメな私だけどよろしくお願いします!」

私はできるだけ大きな声を出して言った。クラスのみんなは、拍手してくれている。

「えっと…私、人見知りで、ほのちゃんがいないと何もできないし、ホントに、頼りないのは私の方なんです。でも、こんな私にも話し掛けてください!!」

はるちゃんが、思いっきり大きな声で言った。
はるちゃん…………
私は顔が赤くなるのがわかった。
それを隠すように、クラスのみんなと一緒に思いっきり拍手した。

こんな友達を持てて幸せだな……____


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