逆襲のモロヘイヤ コチョベスモズの陰謀

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3:美香:2018/08/25(土) 21:45

小筆が水道管に詰まってから、はや1か月。

私は、今日も何の変哲もない一日を過ごす………

はずだった。


実家をリフォームするため、昼過ぎに業者の人がやってきた。

家の中は一気に慌ただしくなる。

私はそれを横目で見ながら、黙ってみかんの皮をむいていた。

みかんを口に入れてしっかりと味わっていると、業者の声が聞こえた。

まさかと思いながらも、特に気にもとめず、私は二つ目のみかんに手を伸ばした。

だが、次の瞬間。


「小筆が出てきました―――!」


その声に、私はみかんを喉に詰まらせる。

恐る恐る階段を降り、洗面所へと向かう。

すると、祖母が鬼のような形相で立ちはだかっているではないか。

ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい。

困惑が頭の中で渦を巻く。


「そこの水道管から小筆が二本出てきたそうな。どういうことかね?」

小筆、水道管………その言葉を何度も何度も反芻する。

「みーくー*☆*――――――――――――――― ゴルァ ―――――――――――――――*☆*!」

「は、はて?何のことかね?私、ちょっとみかん食べ残してるので…(*ゝω・`)ノ ゜+。:.゜さょならっ゜.:。+゜」

とっさに逃げようとした私。だがその抵抗も通用しない。


その後、私が夜中までお説教を食らったことは言うまでもなかった。


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