むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがおりました。
お爺さんは山へダイエットに行き、おばあさんは洗濯をしに、コインランドリーへ向かいました。
コインランドリーにつくと、何処からか、どんぶらこーどんぶらこー(棒)というBGMが流れてきました。
するとどうでしょう。おばあさんの目の前に、みかんの着ぐるみを着た少女が立っているではありませんか。
その少女は「みかん」と名付けられ、大切に育てられました。
ある日、みかんは世間を悩ませている(ブラック企業)鬼が島(現在でいうと会社)に、鬼退治(社長訪問)に行くといいました。
仲間を探しに街を歩いていると、文鎮という人物(?)がいました。
「文鎮君。私とともに………鬼退治に行きませんか?(イケボ)」
みかんは文鎮を口説きました。文鎮は、イケメンなみかん(?)に頬を赤らめ、すぐについていきました。
しばらく歩いていると、筆という名のリストラ寸前の人物に出会いました。
みかんは文鎮の時とは百八十度態度を変え、偉そうに、
「ふーでー鬼退治行くよー」
と、馴れ馴れしく話しかけました。
(筆はマジギレ数秒前だったそうな)
あと一人、仲間が必要だったのですか、めんどくさいので、諦めたみかんたち。
ついに鬼が島(会社)に到着しました。
みかんは足でドアを蹴散らし、怒鳴りました。
「うらあああああああああああああああ社長をだせええええええええええええ!」
なんて非常識極まりないのでしょう。
社長は一向に出てくる気配はありません。(当たり前や)
仕方なく三人は、社長室を探し回りました。
ようやく社長室を見つけ、ドアを開けると、そこにいたのはすずりではありませんか。
(すずりとは、逆襲のモロヘイヤ コチョベスモズの陰謀第三章で登場した)
容姿端麗、成績優秀、才色兼備といったまさに(以下略)
そして三人は、すずりの美貌に打ち砕かれ、すごすごと帰っていきましたとさ。
めでたしめでたし。
これは番外編です。