では、第二部を書きます!
是非みてください!!
放課後。
今日ははこの記事を見たいがために早く帰りたかった。
しかし、
「丸山さん!」
目の前にいる、一番苦手なタイプの人気者に目をつけられた。
「学級委員長の櫻川です!ってもう名前くらい知ってるよね!」
さっさかと話を進める櫻川さんに、私は「迷惑です」という視線を送る。
「いえ。名前はさっき知りました。」
いくら能天気な櫻川さんもこの時ばかりは苦笑いを浮かべていた。
「まぁまぁ。そんなこと言わないで。お友達になろう!ねっ!お互いを知るために」
「結構です。」
櫻川さんの良く回る舌とコミュ力に圧倒されていたが、私はそんな明るい櫻川さんと一緒にいていい人間じゃない。
「じゃあ、何か質問ない?何でもいいよ!」
それでも懲りない櫻川さんはまだ笑みを浮かべている。どうやって追い返そうか迷っていると、あの記事のことを思い出した。
「ねぇ。櫻川さん?あなた、「願いを叶えてくれるお店」って知ってる?」
私が恐る恐る口にすると、櫻川さんは目を見開き、その後大爆笑を引き起こした。
「あははは!どうせ単なる子ども騙しでしょ?もしかして佳奈ちゃんってメルヘンチック?」
「佳奈ちゃん」と本名で呼ばれたことが腹立たしくなり、私はすっと立った。
「あっそ。ごめんね。「メルヘンチック」で」あえて大人しめな言い方でその場を去った。
櫻川さんは不満げな顔をしていた。
続きが気になる方は、意見、感想、宜しくお願いします!