殺害計画~人生を懸けたあの青春~

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3:紫:2018/10/19(金) 22:21

ガラッ…と静かに教室に入って来た先生、それがあのクズ女。
一川奈々。
スラっとしてて、綺麗な顔立ちの先生は見た目通り若くて、新任の先生だった。
ニコッと顔を作り、こう続ける。

一川「皆さんの担任になりました、一川奈々、です。」ここでまたニコリ。
「新任でわからない事もたくさんあるので色々教えてください。さぁ、そうそう、質問ある人いるー?」
首を傾げて右手を上げる先生。すると里奈が言う。
里奈「ん、はいはい、彼氏とかは~?」
…。
流石里奈、としか言いようの無いセリフ。会って30秒ほどの教師に早速プライベートすぎる質問。

先生は一瞬困ったような顔をしてため息をつき、
「あなたは~里奈ちゃんね、もう、いるわよ、今年24だもの。」
おお~なんて歓声が沸き起こる。その声を伊月が鎮める。

「おい、うるさいって、ボリューム考えろよ。」
今度は萌が慎ましく聞く。「先生、担当の教科はなんですか?」
一川「あ、ありがとう、えーと、伊月くんに萌ちゃんね、担当はね、体育よ、」

これは意外だった。とても細く、華奢な体つきだ。
そして、知哉が
「好きなスポーツは~?」
とても間抜けな声だった。
が、あえてそれを言うものはいなかった。一人を覗いては。


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