何であんなに可愛いんだろ
いいよな、天然美人は努力しなくても綺麗で
そして放課後
凛華ちゃんから私に話しかけてきた
「ねぇねぇ、高澤花音ちゃんだよね?話してみたいから一緒に帰ろ」
えっ!?
凛華ちゃんが、私と?
「い、いいよ」
そんなこんなで校門をでるといきなり凛華ちゃんは立ち止まりこう言った。
「ねぇ花音ちゃん、あたしね花音ちゃんにお願いがあるんだ」
「な、何?」
「今ね、モデル募集してるの、だから応募してみない?花音ちゃんなら絶対受かるから」
「で、でも、可愛くないし、凛華ちゃんみたいに美人じゃないもん」
「可愛いとかそういうのって、努力で変われるんだよ」
「え?」
「私もそうだった、私生まれつき一重で、太ってたし、皆にブスって言われるのが嫌だった、だからそんな時に今の雑誌の編集長が声かけてくれた、何でかは知らないけど、でもそれで努力したの、二重になるための努力したり、ダイエットしたり、それでここまで来れた、だから今の花音ちゃんが昔の私に見えてモデルになって一緒に努力できたらなって思ったの、だめかな?」
「‥‥そうだったんだ。じゃあ、私、頑張ってみる、凛華ちゃんや優衣実ちゃんくらい可愛くなるように努力する」
私がそう言うと凛華ちゃんは満面の笑顔で
「うん!嬉しい!じゃあまたね!」
そう言って去って行った