Youth novel ~青春小説~

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9:忍葉◆6c:2018/12/18(火) 18:37

友紀 said

そんな俺の目に入ってきたのは…桃恵だった。

桃恵とは、小学校の頃から仲はよかった。 しかも、かるた教室は同じ時間、クラスは小学校6年間一緒だった…。
かるたの腕前は同じくらいで、清が俺らより上だった。

小5の時、桃恵と今隣のクラスにいる夏修と付き合い始めた…(つい最近、別れたという噂があるが)
俺はその時から、桃恵に話しかけずらくなり、桃恵が近づくと自然に体が反対の方に向いてしまうようになった…
桃恵もその事を察したのか、話しかけてこなくなった。
そして、俺らの距離はどんどん遠のいていった…

今思うと、あの時どうして桃恵にあんな態度をとったのだろう…
ほんとに、俺は馬鹿だった…


桃恵said

あの人、すなわちそれは沖矢 友紀のことである。
清が口にしたくないくらいの嫌いな人であるで、二人の間での呼び名である。

そんな友妃とウチは少なからず仲が良かった。
それが…急に夏修と付き合い始めたとたん、ウチのことを避けるようになった。
もちろんウチのことを気遣ってのことだとは思ったが、少し胸が痛んだのを覚えている。
そして今、再び出会うこととなった…


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