死にたいなんて言うなよ
諦めないで生きろよ
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな
有名な曲のそんなフレーズを口ずさむ。
僕は誰からも必要されてない。
親も僕のことをただの障害者としか見ていない。
作る気もなかったのにできてしまった僕はいらないらしい。しかも気持ち悪い障害者。
友達なんてこの12年間、いない。
でも死にたいとも思わない。
でも生きたいとも思わない。
誰かの為に何かしたくない。
死にたい。死にたくない。
生きたい。生きたくない。
その繰り返しだ。
クラスにぼっちが僕合わせて4人。
ぼっち同士仲良くもならない。
クラスのぼっちの白石明華はいつも園原羽莵音にいじめられてるし、星澤那月は虚言癖で嘘吐きだし、河合爽汰は大人しくて無言だし、こいつらとどう仲良くなればいいんだ?絶対に仲良くなりたくない。関わりたくない。
が
スキー教室で長野県に行く。
そりゃぼっちの僕は誰もグループに入れなんて言われなくて余り物。
余り物…ぼっち…あっ(察し)
グループのメンバーは
白石明華、星澤那月、園原羽莵音、河合爽汰、僕。
死んでいいかな…