〜ハチミツ一杯分の幸せを貴女に〜

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧
5:猫仔◆l2:2019/04/04(木) 15:47

…ちょっと待って。何が起こったの?本当に僕の家族のリオンなの? でも違ったら逆に誰なの、え?
僕が状況に置いていかれ「⁇?」となっていると、

「…全く。一応オマエは"選ばれた人間"の1人の筈だが…何も気付かなかった、ってか?」

…突然呆れたと言わんばかりにリオン(?)に話し掛けられた。呆れる意味も、言葉の意味も謎過ぎる。
僕がそんなことを思っていると、リオン(?)が溜息を吐き、艶やかな毛の尻尾をゆらりと揺らした。すると…

「…? …⁉ おい、冗談にもならねぇぞ…何で、こんな…」

困惑中のリオン(?)を余所に、僕は開いた口が塞がらない思いだった。
…今の今までリオン(?)がいた筈の其処には、僕よりは幼そうな猫耳の少年が、ぺたりと座り込んでいた。
…僕は、目の前の事実に耐え切れず、さっきよりも心からそう思って言った。

「…訳が解らないよぉぉぉ⁉」


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ