「僕は忘れられちゃうんだ。」 悲しそうな笑顔の君と、理解できない私。 「どういう_」 「泣きたくないんだ。もう話しかけてこないで」 君は踏み切りの向こう側に行って、立ち止まる。 カンカンカンカン… 私も向こう側に行こうとしたけれど、立ち止まる。 大きな音を立て、電車が私と君のあいだを通る。 あれ?なんで私ここにいるんだっけ…