脱出 〜デスゲーム〜

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70:めろるん◆g:2019/08/28(水) 16:56

>>68の訂正

「わ、分かった!このゲームの真相暴いてみせる」
私がそう言うとクマは満足そうに頷いた。
「うんうん。その意気だよ。自分たちの罪をちゃーんと理解しなよ」
クマはそう言うと私たちの前から姿を消した。

「罪、かぁ……」

私は犯罪を犯したことなどない。私は父からDVを受けている。むしろ被害者なのだ。
「今は考えても仕方ない。速く鍵を探そうよ。死んだら何も分からないままなんだからさ」
キョウの言葉にモモカも小さく頷いていた。
「そうですね。今さらですが、手分けして探しませんか?その方が効率がいいと思います」
「そうだね。じゃあ僕らは どこに行く?やっぱ近いトコだよね」
「そうですねぇ……。ここから近いですし、食堂とかはどうですか?」
確か食堂はここから近いはずだ。メイン部屋の近くだっけな…。
「食堂って近いしいいんじゃない?モモカさんはどこへ?」
「わ、私は書物庫に……」
モモカはそう言うと早足で部屋をあとにした。

「私たちも行きましょう」
私たちは急いで部屋を出ると、食堂を目指した。
施設が広くて相変わらず場所が曖昧だ。

私は曖昧な記憶を辿ってなんとか食堂に辿り着くことができた。
ここまで来るのにそこまで時間はかかってないはずだ。数分ぐらいだろうか。
私は一番最初に目についたたくさんのテーブルから探索することにした。


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