いじめの学校 〜見捨てないでよ〜 作 若葉

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13:若葉:2019/06/15(土) 19:48


 「あら‼お帰りー‼真美!」
 お母さんが声を掛ける。
 いつもなら、返事するけど、今日はそれどころじゃない。
 私は部屋に入るなり、スマホを見た。
 もしかすると、明里がメールで何か送っているかもしれないからだ。
 私の予想通り、明里からメールが来ていた。
 『明里 逃げる気?明日学校来なかったら、どうなるかな?W』
 私は手が震えてきた。
 私もいじめられるってことだよね…
 そう考えるだけで、私は明日学校に行きたくなくなった。

 −次の日−
 「いってきます…」
 私は足を引きずりながら、学校に向かった。
 その途中で、背中を叩かれた。
 後ろには、明里とウサギがいた。
 「あ…明里…ウサギ…」
 「おはよう‼今日は楽しみだわ‼よろしくね−真美!」
 「私も楽しみにしてるからな‼真美のドジっぷりを見せてもらうぞ‼」
 ああ…やっぱり私、いじめられる。
 どうしようかな…
 「やだ!ウサギってば!もう笑っちゃうじゃない‼」
 そして、私はウサギに叩かれて、思い切り転けてしまった。
 「きゃはは!もう‼真美ってば!そこまでドジなこと!」
 ウサギもクスクス笑っている。
 私はすごく痛いのに…
 
 そして、私へのいじめが始まった。
 
 いじめ1
 教室に着いた。
 すると、私は紗智に何かをかけられた。
 よく見ると、私の教科書だった。
 
 いじめ2
 休み時間、私は体育館の裏に連れていかれた。
 「ほら‼真美のお弁当ー‼」
 そこには、私のお弁当箱と、お母さんが作ってくれた、飛び出したお弁当の中身だった。
 
 いじめ3
 放課後、私は体育服を探していた。
 ロッカーに入れたはずだが、見当たらないのだ。
 「真美!これ真美の?」
 明里が私の体育服を持ってきた。
 私が受け取ろうとすると、近くにあった水溜まりに体育服を投げた。
 「あ…‼」
 私が水溜まりの前に来ると、伊美夏が足を出した。
 私はつまずき、水溜まりの中に転けてしまった。
 
 


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