ー放課後ー
「ねえ、明里。どうして政治家ってことを聞いたの?」
「この町を支える人の娘とお友達。自慢できるでしょう!」
なんとも明里らしい返事だ。
「それに、いたやいさんの娘!最高じゃない‼」
「そう、かな?」
「あっ。サインもらって?」
ー夕食ー
「真美、お友達出来た?」
「うん、リーダーグループの仲間に入れてもらえたよ!」
「良かったわーー」
「あと、お父さんのファンの子がいるから、サインちょうだい‼」
「わかった。」
メルアド交換もしたんだった❗
私は、メール履歴を見て、驚いた。
『 明里 ウサギー‼』
『 ウサギ なにー?』
『 明里 宿題やった?』
『 ウサギ うん‼』
『 明里 あのバカがー?』
『 花 wwほんっと‼』
『 紗智 へーやるんだ?』
『 伊美夏 マジ?w‼笑える‼』
『 明里 本当にw』
『 ウサギ でしょうー?』
『 明里 ねっ真美!』
どうしよう…
ここは話に乗るべき?注意するべき?
『 真美 やめよ』
と、うちかけて、変えた。
『 真美 そーだね。w』
ああ、気が重い。どうしてこうなっちゃうの?
ウサギはいじめられているのかな?
「おはよー‼明里‼」
「なにやってンだよ!のろま‼」
教室で起こっていたのは、明らかにいじめだ。
ウサギが蹴っている。
「痛い!やめてー‼」
蹴られて悲鳴をあげているのは、クラスで目立たない、金見さんだった。
「明里‼どうゆうことなの?」
「見てよ。これ。」
明里が指を指したのは、明里の図書バックだ。
そこには、傷がついていた。
「ぶつかって、傷がついたのよ?」
そういわれると、注意出来ない。
「ひどいよね!」
「う…うん。」