#3アクアリーシティの学校は・・・!?
「ほら!早くぅ!早くしてよ!」
私は寝坊していた。
外で待っているのはテルサ。
なんとテルサの魔法でお母さんを操り、私の家にすむことになったのだ。
テルサの親はアクアリーシティとか言うところにいるそうで。
「待っててー!」
私は駆け足で玄関に向かう。
「ちょっと!遅刻だよ!」
「ううー先にいっててもいいのに〜!」
私がそう言うと、テルサはきょとんとした顔で、
「学校どこ?」
と言ったのだ。
さすがに私も驚いた。
「ふえ!?」
「っ〜…と、とにかく急いで!」
テルサは顔を真っ赤にしながら先に立った。
そして、いいことをおもいついたようで、勢いよく振り返った。
「空飛んで行こうか…!」
テルサはどや顔だったけど、私は無理だと思った。
「私飛べないよ……!」
すると、テルサはそのままの顔で、
「大丈夫!飛べるって!」
これも驚いた。
魔法使いになります決断はしたものの、魔法を使ったことがない。
そう考えているうちに、テルサはホウキを持ってきた。
「それより…!」
「アクアシリー!」
私は言いたいことがあったが、もうテルサが学校方面に向かっていたので、私はテルサと同じようにやってみた。
「あ…アクアシリー…」
しばらく目をつむっていたが、異変に気がついた。
足がぷらぷらするのだ。
思いきって下を見てみると…
「うわあ!飛んでる!」
なんと私の家がミニチュアのようになっているのだ。
「ね!飛べたでしょ!」
「う、うん!」