第一章 この学級は荒れている?
4月8日月曜日。私は、青葉西中学校に入学した。呼名は大きな声で返事した。
担任は、月山怜子という30代くらいの女性だ。数学の先生らしい。見る限り悪い人には見えない。
私は、友達の晴海とは同じクラスになれて嬉しかったが...
早速、とある男子が 「怜子さんは結婚してますか?」 と月山先生にたずねた。
私はびっくりした。先生を下の名前で呼んで結婚してますか?と聞くなんて.......
もちろん、月山先生はその男子に注意してたけど、そいつはへらへらしている。
ほかにもそいつの名前は持田というらしい。他にも先生に失礼な言葉遣いをしていたり、私のことを突然ブスって言ってきたりした。私はびっくりし、入学初日ながらも持田が嫌になった。
「あのね! 突然ひとのことをブスって言うなんて頭どうなってんの!? 言葉遣いも。月山先生に失礼でしょ!」
と私は帰り際、持田に怒った。すると、持田も反論してきた。
「先生なんて敬語を使う意味ねーだろ、うるせぇーぞブス!」
私はまだ、コイツが悪魔とは知らなかった......