思えば思うほど──■オリジナル小説

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2:匿名:2019/07/14(日) 17:23

私の名前は渡辺恵美(わたべ えみ)。高校に入学して約1ヶ月たった。

「おはよー」

教室に入って、1番に聞いたのは友達の吉野茉奈(よしの まな)ちゃんの声だった。入学当初、席が前だった。

1個上の親友が友達作りを手伝ってくれて、今ではよく話せる友達。

「おはよう」

「テスト勉強した?」

「ううん、全然。範囲広いからね」

「だよね」

茉奈ちゃんはそう言って笑った。

私は自分の席に座って勉強道具を出した。

今日はテストがある為、掃除がSHRのあとすぐにある。

だから、必要のないものはカバンからは出さない。

茉奈ちゃんも自分の勉強をする。

少し勉強手した時に担任の先生が教室に入ってきた。

「はーい、みんな席ついて」

先生の話は長い。クラスのみんなから言われてる。

私の前の席の子なんか「遅すぎ。ふざけるな」なんて暴言言ってる。

実際、私も心の中で「急いで」って思ってる。

理由は、先生に会いたいから。

その先生は教室がある棟とは別の場所にいる。

私の掃除場所はそこの近くの更衣室。

そこの更衣室のカギを借りる時に会える。

遠いところにある棟だから、急がないと会えない。

だから私は心の中で「早く終わって!」と懇願する。


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