いじめ〜この恐怖からは逃れられない〜

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12:若桜&◆5A:2019/08/04(日) 21:15

うん!頑張ろう!(*´▽`*)
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第2話〜ホントニシンユウ?〜
それからと言うもの、私達4人組は、毎日一緒に遊んでいた。
誰かが、クラスで飼っているメダカの掃除の当番に当たっても。
誰かが、休み時間にテストをやっていても。
必ず4人で遊んでいた。
そんな親友の存在となったある日、事件が起きた。
私が省かれたのだ。
「名前に『こ』がついている人で遊ばない?」
と、菜己ちゃんが言った。もちろん、私以外、みんな名前に『こ』がついている。
私は、真子に引っ張られ、途中まで連れて行かれたが、目的地(?)についた時に
「何で?美楠は違うでしょう?」
と、命令のように菜己ちゃんに言われた。真子は手を離すしかない、と思ったのか、手を離した。
真子も、利己ちゃんも、助けたそうだけど、菜己ちゃんに逆らうとこのグループに居れない、と思っていそうだった。
二人とも、申し訳なさそうな顔だった。
私は行き場を失い、教室に向かった。途中で真子が心配そうにこちらを見たが、無視して歩きだす。
きっと戻っても、菜己ちゃんに何か言われるだけだから。
そう思ったが、私は心が無くなったように、涙が無くなったように、下を向いていた。
モジャモジャで、複雑な気持ちだった。
教室に戻り、私は教室で本を読んでいた。
実は、趣味は読書で、わいわい遊ぶタイプじゃなかった。
だから、読書で気分を落ち着かせようと思った。
でも何故か、読む気にならない。
すると、先生が教室に入ってきた。私の方に向かってくる。
「今日は、樹々さん達と一緒じゃないの?」
きっと私はいつも、菜己ちゃん達と一緒だから、心配だったのだろう。
でも私は、モジャモジャで、複雑な気持ちがまだあって、涙をこらえていたから、何も言えなかった。
「先生!」
すると、誰かが先生を呼び、先生は声のした方へ向かった。
やがて、チャイムが鳴った。
すぐに、菜己ちゃんを先頭に、利己ちゃん、真子という順で教室に入ってきた。
菜己ちゃん以外の二人は、暗い顔だった。
利己と真子は、すぐさま私の方に駆け寄ってきた。
「ごめんね!助けられなくて!」
「本当に、ごめん…」
私は、真子と利己ちゃんは、信頼出きると思えた。
「ううん!大丈夫だから…」
私は、いじめなのか分からなくなって、笑顔で答えた。
二人が席に戻って、私の顔から笑顔が消えた。
その様子を見ていた菜己ちゃんが、にやりと笑った気がした…


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