[東塚 黒之助 (ひがしづか くろのすけ)]
新米のキャリア刑事(25歳)。
幼少期に母を殺害した父を逮捕するため、密かに捜査している。
唯一父親の手がかりを掴めるかもしれない紗宵に頼ろうとするも、刑事としてのプライドとの間で苛まれる。
[秋南 紗宵 (あきなみ さよい)]
自称"半殺し屋"として復讐の手伝いをしている中年女性。
等価交換を信条としており、『誰かを殺めるなら自身も殺めろ』という条件を飲める者だけ依頼を引き受ける。
自殺した依頼人の骨を麻雀牌にして収集している。
普段は麻雀バーのオーナーを一人で切り盛りしている。
[東塚 浦之助 (ひがしづか うらのすけ)]
黒之助の父親。
妻を殺害し、黒之助に暴行などの虐待を行っていた。
約十数年間もの間逃亡しており、未だ行方は掴めない。
博打狂いで、特に高レートの賭け麻雀に明け暮れていた。
[東塚 衣亜 (ひがしづか いあ)]
黒之助の母親。
夫の浦之助からDVを受けた末に殺害されてしまう。
なぜか紗宵と面識がある。
[筒中 色之助 (つつなか いろのすけ)]
浦之助の隠し子と名乗る謎の青年(19歳)
黒之助と同じく父親の浦之助を捜しており、復讐を果たすために紗宵を頼る。
浦之助の残した借金を連帯人として背負わされており、とてつもなく貧乏。
[竹柴 索子 (たけしば もとこ)]
自称"色之助の彼女"だが相手にされていない女性(23歳)。
色之助に助けられたことから、借金を肩代わりする。
両親はマカオでカジノを経営しており、金銭感覚の狂ったお嬢様なところがある。
[萬屋 千鞠 (よろずや ちまり)]
黒之助の同僚の刑事で、黒之助に想いを寄せている。
不可解な自殺の真相を探っており、紗宵の元へと近づいていく。