日本人

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3:Invincible:2019/09/15(日) 15:56

ショートはすぐにかぶりを振って、

「それはできません」

と言った。しかし、その日本人はさらに額を地面に押し付けると、

「お願いします!」

と言った。その後も、日本人は踏みつけるように懇願した。彼が何度拒否してもである。だから、これ以上拒否するのも良くないかもしれないと思った彼は、顔を引攣らせながら、その日本人の頭を踏みつけた。足をあげると、その日本人の頭には砂がかかっていた。こんなことをされれば、誰でも怒る筈だ。しかし、その日本人は足を離される瞬間まで、興奮したような声を上げていた。さらにその日本人は、

「ありがとうございます白人様」

と感謝の言葉を述べた。皮肉で言った、というような素振りもない。心の底から感激しているようであった。

ショートは、呆然として、そのまましばらく立ち尽くしていた。


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