ー華視点ー
えーっと、一時間目は…歴史かぁ、日本史なら得意分野だけど…
>特筆すべき点も無いのでカット<
えっと次は給食か〜、美味しいのでるかなぁ…
「ねー華ちゃんの趣味って何?」(モブ)
だからいきなりそういう呼び方しないでよ…
「…無いけど。」
嘘。本当は宿題終わらせたらすぐゲームしたり動画見たり青い鳥したりアニメ何週もしてたり漫画読み漁ったりしてる。
「えっじゃあ帰ったら何するの?」
もうどいつもこいつも馴れ馴れしいなぁ…
「宿題」
「終わったら?」
あーもうしつこいなぁ…プライベートにガンガン入るなよ…
「本読んでる」
「何の本?」
あーだからしつこい…
「…小説。もういいでしょ食べる時間無くなる」
小説は想像力を膨らませて読むと凄く楽しい。
「意外〜」
何がだよ。
>またカット<
ー視点変更。ー
昼休み。男子は校庭でサッカーしたり走り回り、女子は教室でぺらぺら喋っている。そんな中、華はそそくさと図書室へ向かった。
キィィ、と小さな音を立てドアを開ける。
華の目は奥にある、ドアに入ったら最初に目に付くであろう雑誌コーナーにくぎ付けになった。周りに人がいないのを確認し、吸い込まれるように雑誌の方へ向かう。
「…あるかな」
さっと雑誌に目を通し最後の方に、目当ての"宝"はあった。
「…っ!」
雑誌を手に取り、まず表紙に描かれた"愛する者"を隅々まで観察する。雑誌を開こうとして、手を止めた。
「もし見つかったら怖いな…」
休みの日に、人が来ない保証がある日に、じっくり読もう、そう考えたのだ。
「あれ、時間は…」
華は時計の方に目をやる。意外と時間は大丈夫だった。でも、今はもうここにいる意味はないと判断し、教室へ戻っていった。
>残りはカット<
「ただいまぁ…。」
華が玄関を開けたと同時に、一匹の猫がこっちへ走りだし、体を摺り寄せてくる。
「皐月、お出迎えありがとう。」
猫…皐月はにゃぁん、と返事をするかのように鳴き、振り返り"縄張り"へと戻っていく。
「さぁて、鳥類さん達の推しの絵を見ますかね。」
鳥類というのは、この小説に出てくる「青い鳥」をやっている人達の総称である。
「…はぁ、尊い…私の推し達よ、何故あなたたちはこんなにも尊いのだろうか…」
華は、答えなど返ってこないのを分かっていながらも、画面に問いかける。
「…親友のおかげでこんなにもハマれたんだよねぇ…感謝感謝。」
ぽつり。と呟き、華は何かを思い出したかのように声を上げる。
「そうだ、まーちゃんと通話しよ!」
・まーちゃん
今後登場予定。その時になったら詳しく説明する。今の時点では「華のネ友」である。華とは同年代。
あとがき
凄く疲れました。中々ネタが降ってこないんですよね…あと完全に自己満足なものになってきた…まぁ小説ってのは自己満のものがたくさんあるから仕方ないのかな。あとhogeるべきか悩んでいるところ。見ている人がいるかは知らないですけどまた今度。では。