それが運命だとしても、

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53:AL ◆6.:2020/09/27(日) 12:52

おー!面白いし、めっさ文才ある……
本当に羨ましい……

てか、関係ないこと言ってごめんだけど
小説投稿したのほぼ同じ時刻って奇跡じゃね??


   ◆/RIeTN.:2020/09/27(日) 13:31 [返信]


   ありがとー!いやいや、私もまだまだよ(笑笑)
 え?ってなって見に行ってみたらガチだったwwwたしかに奇跡かもしれんねwwwww

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 ヴィクターの方も意味がわからなかった。ベルディアがハインツを攻撃した意味が。本物の吸血鬼が存在しない今、ベルディアもアスピヴァーラの操り人形でしかないはずなのに。操っている元であるはずのハインツ、もといアスピヴァーラの人間を攻撃した意味が。ハインツの方はやっと状況を理解したのか

 「…まだ意思が残っていたとは。計算外だったのう…」

 と、立ち上がってぼやく。ベルディアの方は体当たりしただけであるにも関わらず、すでに疲れ切っているかのごとく息を切らしていた。その姿を見たハインツは嫌な笑みを浮かべて、

 「まあもう限界が近いようじゃな。そいつはもう長くないだろう。そもそもそいつだけは魔術面においても平凡だったからのう…少し酷使しすぎたようじゃな」

 と、物のように語る。息も絶え絶えになりながら、ベルディアはハインツの方に襲いかかる。よくはわからないがおそらくは自分たちの味方なのだろう。今は彼女に頼るしかない。それならヴィクターのすべきことは決まっていた。

 自身の魔力をセフェリノとベルディアに注ぎ込み、回復させた。一人なら微力でも二人なら勝率は上がると考えたのだ。消えそうになる意識を保とうと持ちこたえるも、やはり身体的な負担は大きく、ヴィクターは思わず倒れ込んでしまう。全快したセフェリノは彼の意図を察してか、ベルディアにレリアを頼めるかい?と尋ねた。言葉はわかるらしく、反応はなかったものの、すぐさまレリアの方へと飛びかかっていった。

 「さあ、それじゃあ僕は貴方と戦おうか」

 宣戦布告して、すぐさまセフェリノは自身の体から影を伸ばした。相手の能力は未知数。勝機があるかもわからない。それでも今は戦うしかないのである。


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