それが運命だとしても、

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57:   ◆/RIeTN.:2020/09/28(月) 22:32


 >>56
 続き気になる?嬉しいなあ(笑)
 マジ?でももっとすごい人がいるのはほんまやし…まあでもありがとう!!
 ♪あふれるおもーいがとーまーらーなーい

 はい、本編の空気と違いすぎるだろってね()本編始まります。

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 一方、セフェリノもまた、ハインツを相手に苦戦していた。能力は至って普通の地属性の魔法であり、能力の珍しさや威力、魔力の高さなどの面においてはセフェリノのほうが圧倒的に有利だった。が、長年の経験によってハインツは自身の能力の特性、弱点などを知り尽くしており、実戦経験がエマやヴィクターに比べて多いセフェリノであっても歯が立たないのだ。ハインツはセフェリノの行く先行く先の地面を操る。攻撃が飛んでこないように計算しているのだろう。長年の経験もあってか勘も鋭く、セフェリノの次の足場にする先を見事に当て、攻撃する隙を与えようとしなかった。

 少し荒くなってきた息を整えようにも、ハインツは休ませる気など更々なく、容赦なく地面を操り、更には地面から得体の知れない、長いツタのようなものを伸ばしてセフェリノを締め付けようとする。余裕のない中、セフェリノはハインツに対抗しようと、影を伸ばす。が、その影がハインツのもとまで届くことはなかった。影はツタのようなものに打ち消され、影の消えた反動でセフェリノの体も軽く吹き飛んだ。

 「所詮若造にできることなどない。レリアはまだまだ弱かった、それだけのことであって、君たち自身は無力なのだよ」

 こんなときですら、ハインツは余裕の表情で微笑む。長年の経験による余裕から生まれる笑みなのか、それともただの悪趣味な笑みなのかを判断するほどの余裕はセフェリノのはなかった。


 ーーーふと、セフェリノの脳裏に一つの手段がよぎった。失敗すれば間違いなく自分は敗北して、命を落とすことになる。それだけならまだいいものの、ヴィクターやエマ、ベルディアまでもが命を落としてしまうことも考えられるのだ。それでも今は僅かな可能性にすがるしかない。

 ハインツにも、わずかに隙が生まれるくらいに激しいトラウマがあるという可能性に。


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