うぉえ!?
その驚きはすげぇ、って意味ととらせていただきますね。ありがとうございます!
>>7
ありがとう、なんか唐突にネタが降って湧いてきたぞ()
なんか嬉しいので3つ目書く。
さあ、私は期待に添えるのだろうか。
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エマが目覚めるとベッドの上だった。執事のヴィクターはまだしも、どういう訳なのか先程の金髪の少女もベッドの側の椅子に座っている。
「…一体、何があったんですか?」
エマが尋ねると、ヴィクターは至って冷静に尋問と称して連れてきました、と言った。金髪の少女も和やかに笑っている。いや、それだけじゃあ訳が分からない。エマはもう一度ヴィクターに訳を尋ねた。
ヴィクター曰く、エマが倒れた直後、金髪の少女ことベルディアが目覚めたとのことだった。目覚めたベルディアは自分が吸血鬼のハーフであること、吸血鬼の膨大な情報量を得たことでエマが倒れたということを語ったらしい。
「吸血鬼のハーフですらこの情報量なのですか?そもそも、吸血鬼なんて私達とは関わらないはずじゃ…」
エマの率直な疑問にベルディアは笑って、そうね、と答えた。そして、少し間を空けて続ける。
「私もよく知らないのよ。吸血鬼という種族について、ね。私はこの街に同族の匂いがした気がして来たんだけど」
「匂い?」
「ええ、吸血鬼独特の匂いってものがあるの」
ベルディアはにっこりとどこか妖艶で怪しげな笑みを浮かべる。思わずエマはゾッとするが、彼女としては普通に笑っただけらしく、不思議そうな顔でこちらを見つめている。どうやら表情に出てほしい。
「ところで、こんなこと言ってはなんだけどお願いがあるの」
「何でしょう?」
「エマ様に危害を加えたら許さないぞ」
「ヴィクター、私はいいから話を聞きなさい」
「…申し訳ありません」
ヴィクターの謝罪の後、そうよね、厚かましいものとベルディアはまた笑う。深く息を吐くと、同じように息を吸う。それからベルディアはたった一言、
「吸血鬼について調べたいの、手伝って」
と笑った。