思い付き小説もどき。

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2:多々良:2020/08/30(日) 22:17

先の見えない真っ暗な空間。肌を弄ぶ冷たい空気。そんな所で、彼女は眠っていた。

カルセナ「....うぅん.....ここは....?」

急に目を覚まし暫くして、横になっていた体を起き上がらせた。少し乱れた長い金髪の髪を手で整える。
カルセナ「私、何してたんだっけな.....えーと....」
頭を押さえて何をしていたか考えても、何も浮かんでこない。まるで頭の中の記憶する部分だけが抜かれたかのような感覚だった。

???「....お目覚めですか」

カルセナ「.....えっ、誰....?」
暗闇から急に女性の声が聞こえたかと思えば、その主はすぐに姿を表した。
紫色の短髪には太陽と月をイメージさせるアクセサリーを着けていて、白いローブを纏っている。おまけに妙に長いステッキのようなものを手にしている。その先に付いた水晶玉が何とも言えない輝きを放っていた。
???「私はここの.....管理人、とでも言いましょうか。そうです。そう呼んで下さい」
カルセナ「は、はぁ.....あの、管理人さん....ここは?」
管理人「ここは虚無の間....まぁ、詳しい話は向こうで致しましょう。着いてきて下さい」
そう言うと、何もない暗闇に向かって歩き出した。カルセナは慌てて、管理人と名乗る不気味な人物に着いて行く事にした。


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