ティンカーベルが、ピーターの裾をぐいと引っ張りました。
「なんだい、ティンク。あ、そうだった!
ウェンディウェンディ、その指輪を作ったのは
彼女、ティンクなんだよ」
ウェンディはパッと顔を輝かせ
「ありがとう、ティンク!」
と言いました。
「別に。全部、ピーターの為なんだから」
ティンクは答えました。ティンクの喋る言葉が
伝わって、ウェンディは驚きました。
「私……彼女の言葉が分かるわ!」
「そりゃあそうさ。もう君は、僕らの仲間だからね!」
ピーターはニッと笑ってそう言いました。
この瞬間から、ウェンディとティンカーベルは
和解したのでした。