イメージカラーは、黄色。そんなフレッシュレモンみたいな黄色……ではなくて、もっと卵焼きみたいな、食欲をそそるような黄色。君をみたらいつも思い出すその色は、今となってはどこにでもある色で、目に入ると少し苦しくて、いや眩しすぎて、目を背けてしまいそうになる。 あぁだけど、いい思い出だったなって、そんな風に思えてしまう自分がいること。あの時の私が、あの時のあの人を好きだっただけの話だと、そう納得してしまった自分を、少しだけ誇らしくも思うのだ。